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About Anzuya
杏やについて
富士山、八ヶ岳連峰、奥秩父連山などの山々に囲まれた山梨県中央市。ここに藍染工房「杏や」があります。1985年から始めた藍染工房では江戸時代に確立された藍染「天然藍灰汁発酵建(てんねんあいあくはっこうだて)」と呼ばれる製法で、化学薬品を使わず、自然環境と調和しながら、制作を続けています。

Encounter with Aizome
藍との出会い
青を基調とした油絵を描いていたところからはじまります。そこから身の回りの植物を 使って草木染めを楽しむようになり、中でもクサギという植物のターコイズブルーがお気に入りでした。しかし、何度染めても深い青が得られない。濃紺を求め、たどり着いたのが藍染でした。発酵の力を借りる天然藍灰汁発酵建ては、その日の気温や湿度などによって液の状態が変化します。それを見極められるようになるまで試行錯誤しながら、いつも藍のことを考えながら過ごしてきました。染め重ねるたびに、絞りの繊維に染み込み、深い青が得られることが感動的で、絞りの糸をほどいた時、予想もしなかったぼかしが一層表現を引き立ててくれることに喜びを感じます。出会いから35年以上経つ今も藍染に魅了され続けています。


Profile
染師・藍染作家
米山のぶ子 / 群馬県出身
1985年「天然藍灰汁発酵建」によって生み出される深い藍に魅せられ染師・作家としてとして、活動。三越、高島屋、伊勢丹などの百貨店、銀行、ギャラリーにて個展やグループ展を開催。海外では、2016年台湾新光三越 藍染国際交流展 に出品。2018年、パリ、ベルタンポワレにて個展を開催。藍染作家として、シンプルでモダンなデザインで藍の色を生かす作風に定評がある。

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